地域医療連携推進法人 浜松アカデミック・メディカル・アライアンス(略称:HAMA)
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主な取り組み

浜松医療センターにおける医学生の臨床実習

2026(令和8)年度からの実施に向け準備中

  • 浜松医療センターは、浜松医科大学の関連教育病院として、これまでも医学生の臨床実習に協力してきました。地域医療連携推進法人の設立を機に、教育分野においても一層の連携促進を図っていきます。
  • 現状、両病院で臨床実習を実施している診療科は、産婦人科や小児科など一部に限られますが、今後はより多くの診療科で実施できるよう準備を進めていきます。
  • 医学生にとりましては、両病院で実習を積むことにより、多くの症例を経験できる機会が得られたり、実習先の分散化が図られ一人当たりの実習の密度が濃くなったり、幅広い指導医や医療スタッフから学びを得ることができるといったのメリットがあります。
  • 浜松医療センターにおいては、今後、医学生を受け入れるための講義室やシミュレーションセンターを設置する施設改修を行うなど受け入れ準備を進めていきます。
医学生の臨床実習①
医学生の臨床実習②
医学生の臨床実習③

浜松医科大学心臓血管外科医による浜松医療センター外来の継続

2025(令和7)年5月から実施

  • 浜松医療センターにおいて心臓血管外科医の退職に伴い、本年6月を最後に心臓血管外科外来が閉鎖される懸念が生じていましたが、浜松医科大学岡本教授のご配慮により、心臓血管外科医の不在期間が生じることなく外来が継続されることになります。これにより患者さんの不安解消に繋がると共に、他の診療科との連携が維持されることが期待されます。
  • 浜松アカデミック・メディカル・アライアンスとしては、今後も浜松医科大学医学部附属病院と浜松医療センターの連携を強化し、地域住民の医療の充実に尽力して参ります。

診療材料等の共同交渉

2025(令和7)年4月から実施

  • 両病院あわせて1,200床規模となるスケールメリットを活かして、医薬品や診療材料等の一括価格交渉を実施し、厳しい環境下にある病院経営においてコスト削減を実現します。
  • まずは、2025(令和7)年4月から同業者同物品の診療材料・検査試薬約1,300品目を対象に共同交渉を開始しました。
  • 一括価格交渉は、HAMAから委任を受けたそれぞれの病院で実施(価格交渉代行)し、発注・納品・支払等はそれぞれの病院が直接行います。
  • また、国立大学病院長会議医療材料共同調達事業にHAMAとして参画することで、浜松医療センターにおいてもそのメリットを享受できるようになります。

電子カルテ情報共有サービスの導入

2025(令和7)年度から導入予定

  • 国が医療DX政策の一環として進めている「電子カルテ情報共有サービス」を、2025(令和7)年度よりモデル事業として、両病院を含む静岡県6医療機関と連携して先導的に導入します。
  • 浜松医科大学の五島教授を中心にワーキンググループを立ち上げ、厚生労働省や行政、システムベンダーと進捗情報を共有しながら導入に向け準備を進めています。
  • 電子カルテ情報共有サービスを利用することによって診療情報(傷病名・アレルギー・感染症等)を患者の同意のもと、医療機関等で登録・閲覧できるほか、診療情報提供書(紹介状)を送受診できるようになります。

出典:「電子カルテ情報共有サービス概要案内」(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001457777.pdf#page=2

電子カルテ情報の閲覧

2022(令和4)年度から実施

  • それぞれの病院で相互に電子カルテ記事を閲覧できる端末を導入し、患者の治療方針等に係る合同カンファレンスなどで活用しています。
  • これにより画像を含む患者の診療情報の迅速な共有が図られ、両病院の高度かつ専門的な知識を持ち寄ることで、最適な診断・治療に繋がっています。
  • 地域医療連携推進法人の設立により、今後は両病院間で診療機能の分担が図られ相互紹介が増えるとともに、医学生の臨床実習を共同で実施する場面での活用も有効と考えています。

看護師の人事交流

2023(令和5)年度から実施

  • 看護職員の質・能力の向上やキャリア開発による多様な看護人材の育成、地域における看護の質向上に繋げるため、両病院のICUや手術室などに従事する看護師の人事交流を行っています。
  • これまでに、それぞれの病院から計10名の看護職員が相互の病院へ3か月間出向し、看護実践を行ってきました。
  • 交流先で看護実践をすることで、自院の課題が明確となり、交流から戻った後に積極的に改善に取り組むなど、大きな刺激となっています。

人事交流の概要

目的
  • 人事交流を通じ看護を深く体験的に学ぶことで、看護職員の質・能力の向上及びキャリア開発を支援し、多様な看護人材の育成を図る。
  • 病院相互の連携を深めることで、地域における看護の質向上に繋げる。
期間 3ヶ月
方法
  • 交流前に個人目標を掲げる
  • 相互の病院で看護実践を行う
  • 人事交流参加者・所属長等とオンラインカンファレンスを開催(中間・最終)
  • 人事交流終了後は元の部署へ戻り、看護実践・課題に取り組む
実績 ICU 3回、手術室 1回、NICU 1回
効果
  • メンバーシップを発揮し、看護実践力を高めることができた。
  • 交流先の看護実践を知ることで、自部署の課題が明確となり、改善に向けた活動に繋がっている。

人事交流経験者の声

  • 他院を知ったことで、当院や自部署のことを客観的に見ることができ、課題等が見えた。
  • 院内の迅速対応システムが参考になったので、当院のやり方を見直したい。
  • オペの入れ替えの手順が効率的で件数が多い。当院の手順を見直すよう提案したい。
  • 安全対策の違いが分かり、相互の良いところを確認することができた。
  • 先端技術の手術を実体験することができ勉強になった。
  • 特定看護師の役割が参考になった。
  • 地域における病院の役割を理解できた。

関連リンク

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